第14回ハロプロ楽曲大賞'15 >> 個人ページ ひとことぬし

投票者情報


ニックネーム:ひとことぬし


サイト:とはずがたり。


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楽曲部門


1位 ドスコイ! ケンキョにダイタン / こぶしファクトリー :3.0pts.
  全編にわたる太鼓の音とちょいちょい挟み込まれる「ドスコイ」の声、曲中に取り組みも始まってキワモノ曲かと思いきや、実は音楽も歌詞も共に良質な、ある意味「どうしてこうなった」という一曲。ギターのギャンギャンした音と太鼓の音との親和性が思いのほか高くてインスト版もかっこいい。そして時折入る琴の音が良い仕事してる。間奏の取り組み前(1:54)の「雨が降ろうが槍が降ろうが その後に架かる虹を見てみたい 大切なのは辛い涙も 恵みの雨に変えられる心」のメロディーと歌詞で泣ける。あとMVだとその直前の桜子さんの「ならない」のバッテンかわいい。
2位 マリオネット37℃ / アンジュルム :2.5pts.
  乙女の逆襲の児玉雨子/CMJKと謎の星部ショウですよ。扉を開けて始まるちょっと熱い人肌マリオネットの一幕。「世の中は劇場 人生のミザンセーヌ せわしないプロット 今日も演るのだー」など単語のチョイスと曲への乗せ方が絶妙。最後まで平熱のマリオネットに徹して終わるというのもアリだと思うが終盤で熱量を上げてきたところが児玉雨子っぽい。軽妙さと荘厳さを併せ持って始まったワルツ調の曲もいつの間にか歌詞の熱量と共にトトトトと鼓動のごとく呼吸を刻んで畳み掛けてくる。CMJK曰く「4分の3拍子じゃなくて8分の6拍子なのでワルツというよりワルツ調」らしい。全編各人の声質がうまく活かされているが特に後半の「今日も出番だー」の揺らぎが秀逸。ところで咆吼どなた。
3位 念には念 / こぶしファクトリー :2.0pts.
  T. Rexの20th Century Boyを彷彿とさせるギターから始まるこぶしファクトリーのデビューシングル。初披露時から完成度の高いパフォーマンスでグループの可能性を印象づけた一曲。「ねんねんねんねねんねんねんねねん」や「忘れんなアンブレラ」などキャッチーなフレーズを印象的な歌い方でノリノリな音に乗せつつ象徴的な振りをちりばめるという、全方位で完成度が高い逸品。個人的には間奏後のれいれいさんの「きっと人生はドラマのように」は初披露時のメロディアスな歌い方が好きだったのでその後はMVも含めてずっとパンチの効いた歌い方になっているのが少し残念。あと桜子さんの「アーナタワァ↑」いいよねー。
4位 ドンデンガエシ / アンジュルム :1.5pts.
  「壮大などんでん返し 圧巻のどんでん返し」ですよ奥さん。ズンチャンズンチャンという小気味よいリズムに乗せて歌詞も低中高と次第に高まっていき最終的に大逆転劇に繋がる綺麗な展開。大逆転のホームランを見送るビシッとした振り付けと相俟ってとても気持ちよい。勝田さんの「変わってるねと嘲笑われ↓」の最後下がるところいいよねー。MUSIC+でのレコーディング風景を見ると二手に分かれるところは一人ずつちゃんと交互に録っていてなるほどなーと。
5位 ぁまのじゃく / 演劇女子部 (スマイレージ) [和田彩花] :1.0pts.
  スマイレージのインディーズデビュー曲をミュージカル「SMILE FANTASY!」で和田彩花がソロで歌ったもの。オリジナル版ではデビュー曲ということもあってか、切ない歌詞にも関わらず瑞々しくてかわいらしい楽曲であったが、それにアレンジを加えて和田彩花にソロで歌わせることで全く違った色が出てきて「この曲にはこんな顔があったのか」と驚いた一曲。今回は曲の表情の多さに一票。終盤のあやちょさんの声が仔犬の哀しそうな遠吠えに聞こえるのがたまらん。そしてそこから「全部全部興味ない」に入って「ウソ泣きしてあげるから」に至るまでの音の減り方。

MV部門


1位 乙女の逆襲 / アンジュルム :3.0pts.
  ゴシックホラー調の楽曲・ダンス・映像に「女子の焦り」というある意味卑近な歌詞をぶっ込んできた大胆な一曲。「ふと横を見たら 周りは前を向いてて 遅れのはじまり あぁ!!」というフレーズの現実感が映像と乖離していて面白い。そして、クラシカルな音で飾りながらダンサブルで平坦な電子音を反復しつつ、ポイントポイントで「ドン」と入れてくるのが気持ちいい。歌唱的には、めいめい/タケちゃんと組んで「もがいてるこの手で……」「散らしてる火花で……」の低音を張る中西さんかっこいい。ヒステリックで裏返り気味の高音「もがいてるこの手で……」の後に焦燥感を募らせる「らららら……」で廻って終劇。ごち。
2位 愛おしくってごめんね / カントリー・ガールズ :2.0pts.
  「かっこいい」に傾倒し始めたハロプロに圧倒的な「かわいい」を携えて帰ってきた「カントリー娘。」改め「カントリー・ガールズ」。Berryz工房では小柄だったももち先輩が何故か小さくないという時空の歪みを利用してかわいい感を演出しながら(どちらかというと歪みが正常になったのだけれけど)、実は各分野の巧者を揃えているというなかなか攻撃力の高い集団。懐かしい曲調に児玉雨子の女子力を前面に押し出した歌詞が映える。MVのみどころはもちろん白を基調とした画に載せたみなさんのかわいらしさだけれど、最後のポーズの小関さんの腰の入れ具合と左足の頑張りにも注目して欲しい。うたさん。
3位 CHOICE & CHANCE / Juice=Juice :1.0pts.
  1stアルバムにして名盤の「First Squeeze!」収録曲。イメージシーンやソロ映像も作り込んであるのに引きのダンス映像もきちんと入っていてJuice=Juiceの持ち味がちゃんと収められた良MV。シンプルな演出で5人の少数精鋭ぶりが把握しやすい。そして間奏のダンスがたまらん。特に中央金澤さんが凜々しすぎて。そこに「折りたたみ定規の隙間からこんにちわ」の金澤さんが挟み込まれるのも大好き。

推しメン部門


石田亜佑美
  DDなのですよ。DDなのですけれどこれまで推しメン部門はずっとだーいしさんですね。何でですかね。不思議ですね。DDなのですけれどね。