第14回ハロプロ楽曲大賞'15 >> 個人ページ 猫平小太郎

投票者情報


ニックネーム:猫平小太郎


楽曲部門


1位 念には念 / こぶしファクトリー :3.0pts.
  冒頭。
「目覚ましベルが全くならないなんて」の一言で、鳥肌が立った。
なんだ、アイツはと。可愛い顔して、なんでこんなに巻き舌で、ドスの利いた声を聞かせるんだと。トレイニー組を知らなかった事も衝撃に拍車をかけた。
2番サビ終わりの「忘れんなアンブレラ」といい、いったいこぶしファクトリーはどうなってるんだと。
このインパクトは、ローズクォーツ朋子と同様、アンブレラ井上と、そう呼ぶべきだ。さらにこぶしには、ジップロック藤井もいる。
全員がハロプロ研修生上りのため、新しいユニットなのにパフォーマンスのレベルが高く、なにより「ハロプロ濃度」がとても濃い。
なんだ、このスープは。どろどろで真っ黒じゃないか。でも、それがいいのだ。
Berryzがいなくなった今、代わりになれるグループはこのグループしかいないはず。(つばきは°Cっぽいので)
古きよき伝統をしょっぱいまま残せるなんて。今後が楽しみです。
2位 愛・愛・傘 / Juice=Juice :2.5pts.
  ファンク調でありながら、爽やかなミディアムナンバー。
中島卓偉氏がインタビューで語っていた言葉の通り、スウェディッシュポップに周到した初期カーティガンズのような淡い色合いを見せている。
また、アニメの楽曲に携わることの多かった大久保薫氏のアレンジのおかげで、まるでアニメのオープニングのような雰囲気。
この独特の味わいがJuice=Juiceにばっちりとハマっており、スタンドマイクを使った高い歌唱力からなるユニゾンの美しさも更に際立つ。
シングル曲ではないことや、1stアルバムの他の収録曲も良曲が多いために、この曲が楽曲大賞の上位に行きづらいのは残念であるが、同時にアルバムの満足度が高いという根拠であるために、これは嬉しい悩みである。
個人的には、シングルとして発表してほしかったなぁと。
3位 Say! Hello! / ハロプロ研修生 :2.0pts.
  つんく得意のディスコ感漂うファンクなグルーヴを感じられる楽曲。
メロディはメランコリックな空気を持ちながらもJ-POPに落とし込んでいて、とても耳馴染みが良い。
Juice=Juiceでシングルで出しとけば三連覇も狙えたのでは?というほど質が高い。
ハロプロ研修生の楽曲という事で、上位に食い込むには曲の知名度的に難しいが、個人的に大好きな曲。
ギターカッティングの歯切れ良い音や、ベースのチョッパーなど楽器にも効きどころが溢れていて、間奏の部分でも凝ったアレンジに乗るダンスバトルも注目どころ。
ただのアイドルソングではなく、上質なポップソングを作り続けているハロープロジェクト。これだからハロプロファンをやめられないのだ。
4位 ラーメン大好き小泉さんの唄 / こぶしファクトリー :1.5pts.
  個人的に今、生でLIVEで見たい曲ナンバーワン。
曲自体は20年前くらいのものかもしれませんが、「小池さん」とはアレンジも大分違っていて、いっそうバンド感の強い仕上がり。
なんだろう、この心の奥底から湧き出る踊りだしたくなる感じ。
この曲は、音だけじゃなくて、見ても楽しめるというのがいいですよね。
冒頭の個性的なダンスや、曲中盤のラーメンを平らげるフリなど、曲のどこを切り取っても見所満載ですが、サビでのオーディエンスと共に「こぶし」を突き上げて「小泉さん」と叫びたくなる感覚がまさにハロープロジェクトだなと。
個人的に、目をこれでもかと見開いて踊り狂うみなみなに自然と注目してしまいます。
ところで、曲序盤にかすかに聞こえる「ダンディなコーラス」はなんといってるのだろうか。
ラーメンだけに「味噌スープ」にしか聞こえないけど。笑
5位 夕暮れは雨上がり / モーニング娘。'15 :1.0pts.
  ピアノが印象的なしっとりとしたミディアムナンバー。
それでもベースラインはしっかりとEDM路線を踏んでおり、ビート感の強さがモーニング娘らしさを出している。
しっとりとした絶妙に切ないメロディがたまらなく好きで、特にフクちゃんのウェットな声ががっちりはまってる。
12期がヒューチャーされるような衣装やダンス構成だけれども、フクちゃんの色気がそれを食べてしまっているのもポイント。
個人的には、間奏明けのフクちゃん→まーちゃん→鞘師の流れが一番のポイント。もちろん小田ちゃんもしっかり仕事しています。
曲名と雰囲気がばっちり噛みあっているのも○。

MV部門


1位 わかっているのにごめんね / カントリー・ガールズ :3.0pts.
  こういったストーリー仕立ての可愛らしいMVは、歌やダンスをバキバキやるハローの中では、「カントリーならでは」の強みかなと。
ストーリー仕立てということで、コントの要素も強く、バラエティに富んだMVになっているというのが良い。
フリが可愛いのはさることながら、明らかにウケを狙っているような表情だったり、楽屋にいるときのような自然な団欒のシーンなど、メンバーの表情の引き出しも多い。随所に山木さんの愛くるしいイラスト(紙芝居)が散りばめられ、一人で何役もこなす「ももち先輩」の様々な顔など見所が満載。
カントリーはフリートークも面白いため、もしかすると、今後バラエティに出ていくグループは、ここかもしれない。
つまりは、梅雨時期にあった虚無感が、杞憂だったと思わせるに足りるMVに仕上がっているのだ。
2位 我武者LIFE / ℃-ute :2.0pts.
  このMVは彼女たちの笑顔のショットがとても多く、パーソナルなものを感じさせてくれる。
Berryzが居なくなり、ハロプロで一番上のグループになった彼女達。可愛い曲よりかっこいい曲が多くなったことで、自ずと幸せなビデオから離れていた気がするけれど、やはり°C-uteは明るい前向きな曲が似合う。
歌詞を最初読んだときは、あまりにストレートすぎるギラギラした歌詞にパーティーピーポー感を感じて嫌気がさしたが、曲終盤のコールアンドレスポンスや「もう誰ひとり欠けないで」といった、あまりに°C-uteにリンクした言葉は逆にストレートだから響くのかもしれないと。
つまるところ、この5分間の密度はとても濃ゆいのです。
相当濃ゆいのです。
そうみたい。
3位 恋泥棒 / カントリー・ガールズ :1.0pts.
  女の子の可愛さをパンっパンに詰め込んでパックした3分半のMV。
まさに夢のような3分半。
意識的に上目づかいを使わせるカメラアングルの仕事が光っている。
「可愛い女の子にぬいぐるみを抱かせる」という実に古典的ではありながらも、まさに鬼に金棒倫理が働いており、その破壊力は知っての通り。
また、目まぐるしくボーカルが入れ変わるBメロの可愛さは、もはや、この世のものとは思えない。
そうだ。あくまで「夢のような3分半」なのだ。

推しメン部門


植村あかり
  ハロプロ史の中でも激動の一年だった2015年。
Berryzの活動休止、こぶし・つばきの結成、島村の脱退・梁川・船木の加入、アンジュルム4期メンバー加入、福田卒業、鞘師卒業…。
めまぐるしくメンバーの増減を繰り返し、常に悲報と朗報がつきまとった各グループですが、今年そういったニュースがなかったのは°C-uteとJuice=Juice。
そもそも°C-uteは、今後メンバー増員がないグループだと思うので、実質新しい風の恩恵を受けなかったのはJuiceだけ。
特に今年はライブハウスを回ることが多かった為、メディアへの露出も少ない下積み期のような時期だったかと思いますが、そこで着実に実力をのばしたのは、伸びしろの多かった宮崎や植村でしたが、個人的には特に植村だと思います。
Juice=Juiceのコンセプトは明確に歌唱であり、その中心の高木、宮本、金澤は今のハローでもトップクラスの歌唱メンだと思いますし、その3人との歌唱の実力差はまだまだあると思います。
それでも、植村本来の声質の良さが活きるようになり、フェイクまでも任されるようになりました。同時に歌割もグンと増えました。
当時から知ってる身としては、まるで自分のことのように嬉しかった。
凛と澄ましているだけでも人気の出るルックスを持った子ですが、そこにあぐらをかかず、まだまだ上を目指そうとしている。
こういう子の努力に勝るものはありません。
今後、NEXT YOUとしてドラマをやることで一般の人にも人気が出ることが期待されます。
生まれ持った天真爛漫な性格をもっと出していけば、ネクス中毒者を増やせそうです。
彼女の努力に乾杯しようじゃないか。