第16回ハロプロ楽曲大賞'17 >> 個人ページ KKT

投票者情報


ニックネーム:KKT


サイト:鉄よりつよいもの。


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楽曲部門


1位 初恋サンライズ / つばきファクトリー :2pts.
  急き立てるようなリズムセクションとギターのカッティング、加工したボイスを巧みに使ったアレンジが「恋する少女の焦燥」をサウンドで表現しているようで、そこに乗る歌声がさらにその感情を掻き立てるようです。そしてなによりこの曲においては「洗いざらい」と「A Lie The Lie」の日本語と英語をかけたライミングにやられました。そこに続く「さらけちゃって」で「さらけ出す」の「出す」を省略するという“正しくない”言葉をあえて使っているのも曲の描く世界に合っていたと思います。
2位 BRAND NEW MORNING / モーニング娘。'17 :2pts.
  9期2人、10期4人、11期1人、12期4人、13期2人と、ちょうど対称形となっていたリリース時の娘。のメンバー構成。9期と(この時点で)新加入の13期がひとりずつペアを組んで歌うBメロはそのメンバー構成を象徴するように思えました。そしてそのBメロが「問いかける後輩と導く先輩」だけではなく「問いかける先輩と応える後輩」になっているのも感じるものがありました。サウンド面でも、シンセのリフがそのまま歌メロになったようなバックトラックとボーカルのシームレスさが魅力。Bメロでベースをオミットしてリズムの隙間を意識させ、サビでベースが入ることでリズムの横方向を意識させるアレンジも好きなところです。
3位 魔女っ子メグちゃん / アンジュルム :2pts.
  原曲とは違ったアレンジを施したカバー曲ではありますが、原曲のベースラインをリフとして取り入れ原曲へのリスペクトも感じさせるリアレンジに巧みさを感じます。また、Bメロではスネアのタイミングをずらして変化を付けつつ、最後のリフレインではキッチリ2拍4拍にスネアを入れてくるドラムの気持ちよさがたまりません。
4位 いのうえのうた / 井上玲音 (こぶしファクトリー)、井上ひかる (ハロプロ研修生) :2pts.
  ディープ・パープル、ロイ・オービソン、ビートルズ、ヴァン・ヘイレン、ザ・ナック、ジミ・ヘンドリックスなど、ロック名リフ大会のようなサウンドにニヤリとさせられました。しかも元のフレーズそのままではなくアレンジされつつ、だけどはっきり元ネタがわかるというその塩梅が見事。言葉遊びのようでもあり言葉を使った実験のようでもある歌詞にもすごいことをやっているなあと感心させられた1曲です。
5位 Summer wonderland / PINK CRES. :2pts.
  オーバーハイムっぽいシンセの音色やドラムのリヴァーブ感など、ノスタルジックなわけではありませんがどこか1980年代テイストを感じるサウンドがたまりません。Aメロ後半からサビにかけてベースパートを担当するシンセがリズムを刻まず白玉で低音を埋めているのも面白いところです。2番の歌詞の「記念日」「遺伝子」「堕天使」とヒップホップ的な感覚で韻を意識したフレーズも耳に残りました。

MV部門


1位 若いんだし! (Complete Edit.) / モーニング娘。'17 :3pts.
  それぞれの生きていく道はひとりずつが歩いていくもの。でもバスに乗り合わせるように一緒に道を進んでいくこともあるし、その「誰かと一緒の時間」は何物にも代えがたく輝く時間にもなる。工藤遥さんの卒業にあたり、そんなことを映像で表現した作品に思えました。先行公開されたPromotion Edit でもひとつの作品として完成しているわけですが、Complete Edit ではオープニングとエンディングが加わることで「卒業を控えた工藤さんが見た夢(=大切な仲間とのあたたかできらめく記憶)」と解釈できるような構成になり、さらに「工藤遥さんの物語」であると同時に「モーニング娘。の物語」というもうひとつの意味も持たせているところも素晴らしいです。
2位 モーニングみそ汁 (キャンプファイヤー Ver.) / モーニング娘。'17 :2pts.
  きっちりと作りこまれた映像・パフォーマンスだけでなく、メンバーの素がうかがえる映像がとても魅力的になることもあると感じさせてくれた1本でした。曲に重なって入る現場でのメンバーの声は、音質を考えるとこういうバージョンを作ることを前提に録音していたものではないかもしれません。そんな録音状態が良好とはいえない音をレコーディングされた音源と巧みに組み合わせた技術にも敬服です。
3位 BRAND NEW MORNING / モーニング娘。'17 :1pts.
  セットの柱と照明の光が作る「M」の文字。楽曲に合わせて「新生モーニング娘。」を表現するヴィジュアルに引きこまれました。決意を示すようなシリアスな表情を貫いていく娘。さんたちがラストのサビの直前で笑顔を解禁するという「笑顔こそが私たちが闘うための力である」と宣言するような演出も魅了された部分です。

推しメン部門


保田圭 / ex.モーニング娘。
  保田さんにとって特別な意味を持つこととなったこの年に保田さん以外に投票する理由がありません。もちろんほかの年でも保田さん以外に投票する理由はありません。