第21回ハロプロ楽曲大賞'22 >> 個人ページ KKT

投票者情報


ニックネーム:KKT


サイト:鉄よりつよいもの。


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楽曲部門


1位 弱さじゃないよ、恋は / つばきファクトリー :3pts.
  どこかケルティックなテイストも感じさせるリフから始まり、ベースがタイトに8分を刻むイントロで一気に引き込まれます。Aメロで女性ボーカルにしては低い音も使い、Bメロ、サビへの盛り上がりを強調しているのは実に巧みだと感じます。2番Aメロでの歌に呼応するように変化をつけるハイハットも気持ちいいです。
情景描写と心情の表現を織り交ぜて、景色の中に感情が浮かぶような歌詞も素敵です。「街の風景を見て“綺麗”と思ったときにそれを共有する相手が傍にいる喜び」を「「綺麗だね」って素敵ね」の短いフレーズで表現しているのが見事です。
まさに歌詞のように「なぜかこみ上げる 泣けてくる」1曲。
「誰かと生きることを選ぶのは弱さではない」という歌詞のモチーフは、同じ作詞者によるJuice=Juiceの『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』とどこかで通じるものかなとも思います。
2位 プラトニック・プラネット (Ultimate Juice Ver.) / Juice=Juice [金澤朋子、高木紗友希、宮本佳林、植村あかり、段原瑠々、稲場愛香、工藤由愛、松永里愛、井上玲音、有澤一華、入江里咲、江端妃咲] :2.5pts.
  まさに「圧巻」。マイナーペンタトニックを使った印象深い冒頭の「愛 愛 愛 愛」からイントロも間奏も最小限でひたすら歌の力で最後まで引っ張っていかれるような感じ。
「アフロディーテ」「ほらね見て」、「マグダレーネ」「もしかして」の押韻も気持ちよく耳に残ります。
個人的に大好きなのがギターソロで、ワントーンで1小節押しきるエモーショナルなプレイで始まり、後半ではちょっとジャジーなテイストの音使いへと。激しさと洗練が同居しているようなギターソロは、この曲全体を象徴しているように思えます。
3位 雨の中の口笛 / Juice=Juice [工藤由愛、松永里愛、有澤一華、入江里咲、江端妃咲] :2pts.
  「ダーリンこの先で」のフレーズで幕を開け、直後の「はぐれたりしないでね」で(「はぐれたーり」と歌われているため)「ダーリン」と「たーり」と似た響きを重ねていく気持ちよさに引き込まれました。その後のウ段が続く「トゥトゥ トゥルトゥ」のあとに「並んで歩く」と、最後にウ段ふたつが並ぶ脚韻も、きちんと収まる心地よさがありました。
中盤の「相合傘」「ないない、まだ」「曖昧だな」と「A−I−A−I−A−A」を重ねていくライミングも気持ちよいですし、同時に韻を踏まない「愛してる」のフレーズを引き立てていると思います。
全体的に韻の気持ちよさを感じる曲でした。
4位 ないものねだり / Bitter & Sweet :1.5pts.
  アコースティックギターと軽く歪んだエレキのストロークで始まるイントロからもうたまらない。シンプルなようで随所で動いて躍動感を生み出すベースや、さり気なく効果的に使われるタンバリンなど、楽器のアンサンブルがとにかく魅力的です。
「いい子」が抱く葛藤を歌う歌詞もBitter & Sweetのふたりに合っているように感じます。あまり歌詞には使われそうもない「うらぶれて」という言葉を使っているのも一つの引っ掛かりを作っていて効果的。2番サビで「ほんとに大事なことは何だ? ありのままでいることなんだ」と、同じ「なんだ」の発音で問いと答えにしているのも好きな部分です。
5位 GYB!! / HY:RAIN :1pts.
  この曲を「ハロプロ楽曲大賞」で入れることに迷いも感じましたが、この曲が劇中歌として使われていたアニメ『シャインポスト』は今年かなり入れ込んだ作品なので、その意味もあって入れることにしました。
半音を巧みに使った「Get you back! Get,get you back!」を連呼するフレーズがとにかく印象的。(そのパートをAメロとして、以下B、C、D、サビとすると)Cメロ、Dメロ、サビはA、Bとは異なり四七抜き音階で作られており、メリハリを付けるとともにキャッチーさを生み、全体として耳に残りやすい曲になっていると思います。
歌詞は別れた恋人に「あなたにふさわしいのは私なのだからあなたを取り戻す」と呼びかける内容ですが、アニメ本編ではこれが別のアイドルグループで活躍する友人でありかつての仲間への気持ちの表現として使われていたのが曲の印象をより強くしています。

ハロプロ楽曲カバー部門


1位 寒いね。(2020 Ver.) / 佐藤優樹×金澤朋子 :5pts.
  素晴らしかった。それだけです。
2位 Memory 青春の光 / 小田さくら×岸本ゆめの :0.5pts.
  昨年YouTube部門で投票しているのですが、今年もこの部門で投票対象になっていたので改めて。
3位 モーニングコーヒー / 浅倉樹々×北川莉央 :0.5pts.
  昨年、YouTube部門で迷った末に投票しなかったのですが、今年この部門で投票対象となっていたので改めて投票です。

MV部門


1位 Teenage Solution / モーニング娘。'21 :2pts.
  AメロからBメロ途中まで、カメラが移動する長回しのカットをつなげることで擬似的なワンシーンワンカットにしているのが気に入った部分です。特にメンバーの動きを追ったカメラの横移動やパンがシネスコサイズの横長の画面によって引き立てられ効果的だと思います。
冒頭など随所にインサートされる屋外での自然光を活かした仰角のカットも印象的でした。
2位 プラスティック・ラブ / Juice=Juice :2pts.
  被写界深度が浅く、フィルムルックに仕上げられたロケ撮影のイメージシーンが曲のイメージに合っていて好きな雰囲気です。
メンバー全員が揃う屋上ロケのサビでは、夜に撮影されたカットをスタンダードサイズで挟み込むのが、曲の主人公の見る人によって違う別の面を象徴しているようで効果的に感じました。
3位 Piece of Peace ~しあわせのパズル~ / アンジュルム :2pts.
  サビの屋外での全員ショットが、1番サビと2番サビではやや雲がかかった光の中で撮られていますが、間奏後のサビは晴れた陽の光に照らされていて、同じ場所、基本的に同じ振り付けにもかかわらず違った印象を与え、歌が伝えるドラマをより引き立てているようでした。そのサビのカットが印象に残ったのが投票理由です。

YouTube部門


1位 【アプカミ#286】「アドレナリン・ダメ」ギター&ベースREC・「雨の中の口笛」江端妃咲 ボーカルレコーディング・「ハムカツ黙示録」ガヤレコーディング MC : 山岸理子 江口紗耶 | アプカミ | アプカミ :2pts.
  前身番組からずっと楽器レコーディング映像を頻繁に流してくれていた『アプカミ』は、2021年7月を最後に(ハロプロメンバーが演奏したもの以外は)楽器レコーディングが配信されることはなくなり、これはもう企画が終了したのだなと思っていたところ1年以上を経て楽器レコーディングが復活して嬉しかったのんがこの回でした。いまのところ2022年はこの回を含めて3回楽器レコーディングが配信されていますが、来年も続けて配信されることを祈っています。
2位 【歌ってみた】メイキング | 高橋愛 | ハロプロ楽曲カバー :2pts.
  高橋愛さんの「歌ってみた」企画はもちろんカバー曲も含めてどの曲も素晴らしかったのですが、レコーディングの様子を映したメイキング編を。高橋さんの歌への角田崇徳ディレクターの指示も含めて興味深い映像でした。『シャボン玉』レコーディングでテストのつもりのテイクで「このテイクで終わりでいいと思うんだけど」となるところや、その場にいるスタッフにアイディアを募るところなど、面白かったです。
3位 元祖【踊ってみた】紺野あさ美ちゃんと初コラボ!モーニング娘。そうだ! We’re ALIVE踊ったよ♪ | 高橋愛 | ハロプロ楽曲カバー :2pts.
  高橋愛さんと紺野あさ美さんが久々に、しかも娘。の曲を踊るという企画自体がもうたまりません。娘。在籍時のメンバーカラーに合わせたふたりの衣裳もよかったですし、娘。時代のエピソードも出てきたふたりのアフタートークも楽しかったです。
4位 ONE PLUS ONE筒井澪心×高橋愛「気まぐれプリンセス」 | コラボ | ONE PLUS ONE :2pts.
  娘。曲を歌い踊る高橋さんの姿が見られたのが嬉しかった企画です。なんか映画やコミックの登場人物にいそうな感じの高橋さんの衣裳と髪型もいいですね。
パフォーマンスのあとのトークも興味深い内容。
Aメロで歌声にエフェクトがかかっていないこの曲を聴くのがちょっと新鮮でした。
5位 SONGS/モーニング娘。 | モーニング娘。'22 | 石田亜佑美、小田さくら、加賀楓 :2pts.
  加賀楓さん振り付けの娘。ダンス動画は、娘。が普段踊っているダンスとは音との合わせ方に違うニュアンスが感じられて興味深かったです。3曲どれもよかったのですが、複数人のダンスが楽しめてかつ加賀さん本人も参加しているこの曲を。

推しメン部門


保田圭 / M-line club
  おそらく保田さんがいなければハロプロにここまで興味を持つことはなかったと思いますし、いつまでも私の基礎となる存在です。