第8回アイドル楽曲大賞2019 >> 個人ページ めーじ

投票者情報


ニックネーム:めーじ


メジャーアイドル楽曲部門


1位 ピッコロ虫 / 眉村ちあき :2pts.
  アイドルの良さとは何か。そんなことをふと考えた時に、どんなものでもそれをアイドルだと認めた瞬間にアイドルになる、そんな自由度の高さが今のアイドル界の面白さだと言うこともできると思います。こうやって皆さんと良い曲を共有できるのも全てこの素晴らしい文化のおかげです。そんなことを思う僕ですが、時にはこの素晴らしい文化について一般の人に話をしても受け入れてもらえない、話すことにさえまだ抵抗があったりもします。アイドルが好きな皆さんなら分かってもらえるでしょうか。そんな鬱々とした気持ちの時に出会ったのがこの曲であり、眉村ちあきというアイドルでした。地下も知り、地上も知り、アイドルの魅力がしっかりと分かりそれを惜しげも無く使い自由なパフォーマンスをする、まさにスーパーアイドルな彼女が歌うにふさわしい一曲であると思います。アイドルはすごいんだぞー!!!
2位 その先へ / PiXMiX :2pts.
  初めてこの曲を聴いた時にメロディーの王道感にまさにメジャーを感じました。この曲が嫌いな人はいるのでしょうか。アイドル三十六房という主に地下アイドルの楽曲をひたすら聴くというコアな人たちが集まる場所でもこの曲が流れた時にはあまりのクオリティーの高さとしっかりと作り込まれた音に会場の皆さんが思わずニヤけてしまうほどでした。所属は東宝芸能、キングレコードからこの曲でメジャーデビューというまさに絵に描いたようなメジャー感。メンバーは全員10代でまだまだアイドルグループの中では若い部類に属する彼女達、しかしライブは実際に見てみると度肝を抜かれること間違いなしです。容姿もさることながら注目すべきはその歌唱力。全員物凄く上手なんですが中でも特にツインテールのKOHIMEさんには要注目です。
3位 リフレクト / Shine Fine Movement :2pts.
  毎年のように僕の中の楽曲大賞には必ず入る多田慎也さんの楽曲。今年もFullfull Pocketやりんご娘などでその提供される楽曲の良さがどれも光っていましたが、今回は一曲に絞るとすればこの曲を推したいです。切ない曲調に対して聴く人へエールを送る歌詞が印象的です。逆境を跳ね返す、まさにリフレクトな一曲。これまでのシングルの様なこのグループの持つオーケストラさながらの豪華なサウンドと多田さんの曲が非常にマッチした一曲だと思います。メンバー5人の内3人が実の姉妹という大変珍しいグループで、その声質の似通ったメンバーが多いところが曲の深みにも繋がってくるのではないかと感じます。Shine Fine Movementは6月のワンマンをもって活動を終了してしまいましたのでそれだけが残念です。
4位 エンジェルナンバー / 26時のマスカレイド :2pts.
   すぅ(SILENT SIREN)さんが作詞をしているというのはあまり知られていないかも知れません。メジャーデビューミニアルバム「ちゅるサマ!」の二曲目に収録されている曲。表題曲の「ちゅるサマ!」もすぅ(SILENT SIREN)さんが作詞をしていますがこの曲も作詞を行っています。そこに26時のマスカレイドの作曲といえばクボナオキさんという黄金タッグ。SILENT SIRENの大半の曲、「フジヤマディスコ」や「チェルボム」などもこの作詞作曲の2人が作っており、このタッグが26時のマスカレイドの曲を作ったら凄い曲できちゃったというような感じです。曲との彼女達の歌声の親和性の高さも凄まじい。ちょうどメンバーの1人であった大門さんの卒業に際して送った歌詞としてこの曲を聴いても素晴らしい曲だなと感じます。
5位 ボクハプラチナ / 神宿 :2pts.
  神宿を初めて見たのは2014年渋谷、地下アイドルを集めてワンコインで見られるというイベントでした。その当時はまさに地下というような衣装で狭いステージで元気に歌って踊っていましが、数年後原宿をしっかり体現させるようなグループになり、メディアの露出も行うメンバーが出てきたりと正にキラキラした原宿のアイドルへ。そんな印象を持っていた僕は思わず何回かこの曲を聴いてしまいました。同じようなことを感じた人は多いと思います。この曲はまさに彼女たちの新境地を拓く、大人びた雰囲気のナンバーでただただ新しい可能性を感じてしまいました。ここらでアーティスト宣言をしてみたらどうかなんてことも冗談ぽく言ってみたりして。(本気です。)

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 はまた走り出す / さっきの女の子、 :2pts.
  さっきの女の子、はアシッドジャズをアイドルで体現しているグループで、プロデューサーは大のSMAP好きでありそれもあってか、どこかSMAPの楽曲を彷彿させるような曲調の曲が多いのが特徴です。作詞しているのが日本人ではないという点で独特の間や語の入れ方をするので、邦楽ではなかなか見ないようなリズムが生まれるのだと思います。この曲はさっきの女の子、にとっても今年の一曲というような気合いのこもった曲になっており、新宿タワーレコードでの驚くほどの推され具合と大展開はまだ記憶に新しい出来事です。僕の中で間違いなく今年一番の曲。
2位 BLUE BLUE / cana÷biss :2pts.
  個人的には自分の境遇とまさに一致して今年一番印象に残った曲と言えます。元々このグループは新潟を拠点に活動しており、現在は主に東京と新潟を拠点に活動しています。地方のアイドルだからこそ東京に出てきて活動をするということ自体を曲として歌えると思いますし、地方の出身者にはその姿に重ねて自分を見ることができる素晴らしい一曲だと感じます。作曲した本人ですら泣いてしまうような曲なので皆さんも是非曲と歌詞の世界観に浸ってみてください。
3位 ごめんね (Extended Ver.) / 加納エミリ :2pts.
  作詞作曲を自分でしている加納エミリさん。曲の雰囲気はひと昔前のダサかっこいいが根本にあるという印象があり、楽曲のクオリティーと彼女のアイドルという括りでは独特の歌声が最高に組合わさったまさに名曲中の名曲です。個人的には、正直加納エミリさんのこれまで聴いてきた音楽が彼女のこの独特な世界観を形作っていると感じます。(こんなにも名曲中の名曲を何故かシンプルに去年入れるの忘れていたので今年Extended Ver.で入れときます笑 加納さん、ごめんね。)
4位 タイムマジックロンリー / nuance :2pts.
  初めてこの曲を聴いた時の衝撃は今でも忘れません。途中で入るナレーションも相まって曲を聴いているのにどこか宇宙のような異世界を旅しているような、そんな壮大な背景さえ想像させるような一曲です。これだけアイドルとしては異色の楽曲ながらこのグループの名刺代わりにもなるような存在感。突如7インチでリリースというグループのスタンスも面白いです。作詞作曲は佐藤嘉風さん。乃木坂46「渋谷ブルース」などの曲も作っているそうです。こんな曲作れるなんて頭がどうかしてますね。覗いてみたいものです。これからもこの方の作るヌュアンスの曲に要注目です。
5位 ヒューリスティック・シティ / フィロソフィーのダンス :2pts.
  この曲は2019年とか2018年とかそんなことは関係なく、平成の時代を代表するアイドルソングと言っても過言ではないと思います。(僕自身、平成から令和に移り変わるまさにその時に聴いていた曲だったのですっかりこの曲が12月リリースの今年のアイドル楽曲大賞の候補曲であることを忘れていました。)音楽を久しぶりに聴いて、その曲を聴いていた時の情景を思い浮かべるということは多いと思います。例えば寒くて雪が降るような時期だったり、真夏の暑い時期だったり。ただこの曲に関しては今後二度と同じ瞬間は体験できない、そんな一瞬を切り取っていつでも振り返ることができるとてもとても貴重なアイドル楽曲界の宝だと思います。

アルバム部門


1位 『カルマ! カルマ! カルマ!』 / cana÷biss :2pts.
   今年のアルバムの中では超大作中の超大作、自分にとっても全曲を通して一番多く再生した一枚だと思っています。その理由としてはその楽曲の幅の広さと一貫性。本当ならこのアルバム一枚でブログを書きたいくらいです。作編曲者はアルバムで統一感を出しつつ一辺倒にならない丁度いい分け方と言えるのではないでしょうか。「ドライフラワー」、「カルマ!カルマ!カルマ!」、「新時代応答せよ」のようなバラバラの系統の曲が1つにまとまってアルバムとして聴けるという点でもとても評価できと思います。このアルバムを是非聴いてcana÷bissの歌唱力と曲の良さを多くの人に知ってほしいです。
2位 『BRICKS』 / THERE THERE THERES :2pts.
  THERE THERE THERESとしては記念すべき1stアルバム。しかし奇しくもこのアルバムリリース直後に解散という形になってしまいました。非常に勿体無いという見方もできますが、アルバムとしての完成度はとても高いです。「アイドル・ロックオペラ」という言われ方もされていますが、このグループの一貫した楽曲の暗さの中にある格好良さとその中で逆に異彩を放ちアルバム最後に雰囲気を変える「Sunrise=Sunset」など、中には解散前の彼女達の姿と照らし合わせて聴き込む人も多いんじゃないかと思われる一枚です。解散後は同事務所などで形を変えて活躍しているメンバーもいるので今後の各グループの動向も楽しみです。
3位 『a zen bou zen』 / NaNoMoRaL :2pts.
  2019年11月のワンマンライブで先行発売された一枚。 前作の『nisan ka tanso』に続く2枚目のアルバム。NaNoMoRaLは雨宮未來と梶原パセリちゃんの男女2人のグループでアイドル界でも一際異彩を放っています。今年大きく注目されたグループと言え、業界内での注目度もかなり高いです。それくらいこの2人には大きな可能性を感じます。僕自身今一番注目しているグループです。個人的に「エンドレスでした」は梶原パセリちゃんの作曲の才能が大きく現れていると思っていて、日本のj-popシーンに真っ向から挑むことができる可能性を感じます。雨宮未來さんの歌唱についても心に響くものがあると思うので是非生で一度見てみて欲しいグループです。

推し箱部門


Negicco
  毎年恒例ですが今年も推し箱はNegiccoです。もうこれは揺るぎないですね。今年のNegiccoさんは結成16周年を迎え20年目に向けてさらに飛躍した年でした。特に記憶に新しい大きな出来事はリーダーNao☆さんの結婚でしょう。31歳の誕生日を迎えた4月10日に空想委員会の岡田典之と入籍したNao☆さん。Negiccoでの活動を継続しながら結婚という人生の大きな決断をしたことは逆にいうとそれくらいこのグループが今後も続いていくということ。今年はアイドルとして未到の1つの大きな出来事を経験したNegicco。アイドル界を引っ張る彼女達の活躍にこれからも目が離せません!