第9回アイドル楽曲大賞2020 >> 個人ページ めーじ

投票者情報


ニックネーム:めーじ


サイト:とあるヲタクの日記


メジャーアイドル楽曲部門


1位 ダンスインザライン / 真っ白なキャンバス :2.5pts.
  カップリングとして収録されているこの曲。体制が変わり続けている真っ白なキャンバスですが、思わず唸ってしまうほど根っこの音楽そのものが変わっていないと感じることができる一曲です。何と言っても特徴的なのはそのイントロ部分。初めて聴いた時はこんなイントロがあっていいのか…と思うほどイントロという概念そのものから覆されました。普通なら17秒辺りから始まるはずなんです。今年と言わず今で聴いてきたアイドルソングの中でもぶっちぎりでカッコいいと思うイントロから始まる攻め攻めの白キャンの魅力に溢れる曲です。
2位 モラトリアムアクアリウム / meme tokyo. :2.5pts.
  事務所はでんぱ組と同じディアステージということで、サブカルチックな雰囲気もありつつ曲は完全にカッコ良さとクールさを全面に押し出している印象です。オシャレとカッコ良さをここまでメジャー感を出しながら表現できたグループがいるのでしょうか。一方で短髪イケメン風のRITOさんを筆頭に、ステージを降りると非常に全員謙虚な様子も伺われ、メンバーの内面もしっかりと気になる要素のあるグループです。
3位 清濁あわせていただくにゃー / わーすた :2pts.
  可愛い路線を貫く彼女達が満を辞してロックとアイドルを掛け合わせて世界を見据えているような一曲。作詞作曲に田淵智也さんを(UNISON SQUARE GARDEN)を器用しています。因みに清濁併せ呑むとは、心が広く善でも悪でも分け隔てなく受け入れる度量の大きいことのたとえ だそう。そこに猫というモチーフを掛け合わせて歌詞にすることで彼女達らしさの溢れる曲になっています。グループ名をしっかり曲中に入れているということで勝負曲ぽさも感じます。これはもう完全にメジャーアイドルの風格です。
4位 約束の続き / Appare! :1.5pts.
  自粛期間が続くことで多くのアイドルがその影響を受けていると思いますが、このグループはそれまでの良い面を大きく残すことで現場の盛り上がりに頼らず、元々の曲の良さを最大限に生かす方向に上手く方向を変えていったなという印象です。この曲は作詞作曲がベイビーレイズJAPANでお馴染みのお二人で曲も確かにその面影を感じます。しかしメンバーの歌声メリハリがありメンバーごとに全く声の違う彼女達が歌うと全く新しい曲に感じます。特に冒頭の朝比奈さんの「踏み出した一歩 強く吹けよ追い風」の力強い歌声が一曲の雰囲気をしっかり伝えています。
5位 顔面ファラウェイ / 眉村ちあき :1.5pts.
  今年に入り自粛の影響をしっかり受けてしまった眉村ちあきさん。その影響で逆に曲を生み出し続けた彼女。彼女は逆境の中で物凄い力を出すタイプなので、例に漏れず今年も良曲リリースのオンパレードでした。今年はそんな中で一曲だけ選ぶのが難しかったですが中でもこの曲は限りなく売れ線の曲の要素を含んだものになっていると思います。普通は狙って売れ線なんて出来るものじゃありませんがそれをできてしまうのが彼女の凄い所。メジャーというステージに上がることでこれまでとはまた人気や実力の違う人達との共演を日々行う彼女、その都度リスペクトを忘れず、自分の楽曲にも相手方から学んだ良さをどんどん取り入れていくからこそ常に彼女が作る楽曲は変わり続けて進化し続けます。 

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 Magic All Night / サンダルテレフォン :3pts.
  サンダルテレフォンの音楽性を確固たるものにした一曲だと思います。いわゆるハロプロチックさも有り、見る人の心を会場で鷲掴みにし、一緒に踊りたくなる様なサンダルテレフォンのキラーチューンだと認識しています。かく言う自分もこの曲でこのグループへの想いが確信に変わりました。そもそもサンダルテレフォンの前身グループとして『終演後物販(卍)』というメロコア曲主体の時期がありました。そこから転換点としてまず「真夏の匂い」、「コーリング」という曲が出ています。ただその時期についてはまだ曲数はそれだけでは勿論少なく前身のメロコア曲を含めたライブを行っていました。グループの音楽性が移行している時期なので正直自分もまだ探り探りの状態で見守っていた印象があります。その後、この曲が出た際にこのグループは間違いないという確信に変わったのを鮮明に覚えています。そういう部分も含めての今回は投票です。ぶっちぎりの一位です。
2位 呻吟 in the rain / WEAR :2pts.
  今年9月に解散してしまったぅぇぁ。新体制としての活動の前より出す曲がどれも素晴らしかったのですが、この曲の出だしの勢いがまさにこのグループの曲の真骨頂であったと思います。調べてみるとハウプトハルモニーというグループで披露されていたが音源化には至っていなかった曲のようで、そんな事実も知らなかったのですが完全にWEARの曲としてしっかり存在感がりますね。曲の良さは間違いありませんが、色々と大変な部分の多かった部分を考えるとこの曲がこうしてCDとして世に出ているということ自体が有難いと思いますし、後世までしっかり残っていってほしい曲だなと思います。
3位 弾頭少女 / るん :2pts.
  福岡を拠点に活動している彼女。最近は東京でも活動の機会が増えたものの、事務所を出て今はフリーということ。コロナの影響を受け、この曲もまだライブで披露されたことはありません。福岡のアイドル界隈では着実にそのカリスマ性でしっかりとファンを味方につけ、日々彼女なりの活動を行なっています。そんな彼女の歌うこの曲はその歌声は勿論のこと小さい体でダイナミックに踊る彼女のダンスまで透けて見えてくるようなアッパーソングで非常に元気になる一曲です。しっかりこぶしも効いていますね!また作詞の才も感じます。いつの日かこの曲をライブで見れる日が来ますように。
4位 MELTY MELTY LOVE / 平日管理委員会 from 狂い咲けセンターロード :2pts.
  ライブ会場や三十六房というような特殊な場所でしか手に入れられないCD-Rをしばしば出す彼女達。どの曲も素晴らしいので半ばジャケ買いのような形で自分もこの一枚を購入しました。曲も聴かずに買った一枚がこんなに素晴らしいことがあるのかと感動した記憶があります。 チョコレートのCMにこのまま使われても何ら不思議じゃないほど甘酸っぱい、ついつい脳内で再生されてしまうようなメロディーです。
5位 ノンフィクション / NELN :1pts.
  これぞNELNだ!というような一曲。夏の暑さと少しの切なさのようなものが、個の歌声をしっかり伝えるこのグループの音楽の作り方と非常にマッチしているように思います。ライブでは体を横に揺らすだけ振り付けで、なんともゆったりしたステージを見ることができるので、歌声に耳を澄ませて聴きたい一曲です。どこか懐かしいサウンドに合わせて、夏休みを楽しんでいるような非日常感をここまで曲と歌声で表現出来るのは、製作陣のセンスとメンバーの特徴的な声に依るところが大きいと思います。

アルバム部門


1位 『Step by Step』 / サンダルテレフォン :3pts.
  今年聞いたアルバムの中ではぶっちぎりの1位です。自分自身今までで一番買ったアルバムですし、その分沢山聴いて、他の方にも絶対に薦めたい一枚です。アイドル史に残るというよりもはや日本の音楽史に残る傑作と言っても良いくらいですね。このグループの始まりの曲で名刺代わりの「コーリング」から始まり、今回楽曲大賞に入れさせていただいた「Magic All Night」と続きます。そして3曲目には本アルバムで新たに追加された「Step by Step」が収録されております。アルバムタイトルにもなっているこの曲がまた素晴らしい出来になっており、音の作り、曲の展開、サビの盛り上がり含めてまさにアルバムを代表する最高の一曲です。この時点でもう昇天レベルですが、更に怒涛の如く曲が続きます。正直どの曲が楽曲大賞に選ばれてもおかしくないレベルです。これは間違いないのでまだ聴いてないなら是非聴いてみて下さい!
2位 『さとりパイオニア』 / さとりモンスター :2pts.
  全曲を通して一貫した非常にエモいサウンドとか歌詞が印象的なアルバムです。個人的には去年の楽曲大賞にて『カナビス』というグループのアルバムに投票させてもらいましたが、その時の作詞作曲者のメンツがここでも曲を作っており、そういう意味ではグループの垣根を越えても好きな制作陣が揃っているなという印象です。現体制での彼女達のステージは常に楽しそうで見ているこちらも楽しい気持ちになります。楽しい曲からこのアルバムに収録されているようなエモめの曲まで様々な顔を見れるのがこのグループの良さでもあると思います。
3位 『buGG PANiC』 / buGG :1pts.
  これまで体制を様々に変えてきたbuGGさん、もちろん全身グループやそこから続けているメンバーさんもいますが、このアルバムを出しているタイミングでグループの雰囲気は過去からここまでで一番良い状態のようにはたから見ていて思います。グループとしてアイドル業界内でのポジションをしっかり把握したかの様な勢いと、何よりメンバーさんがとてもいイキイキとしていて楽しそうなステージをしているのが印象的です。曲に関しては全曲とても親しみやすくライブで聴いてもしっかり全曲把握できるような素直な曲調と踊れる振り付けも良いです。個人的にはThe beginningという曲の歌詞がものすごく好きで、何回だってリスタートしてやる!って気持ちになれる素晴らしい一曲だと思います。

推し箱部門


サンダルテレフォン
  今年1年は本当にこのグループにお世話になりました。簡単にメンバーの紹介だけ。まず藤井エリカさん。見た目はギャルっぽいですが、内面はとても優しく品があります。懐に入り込むのが上手でファンへの感謝を常に感じます。落ち着いた歌声ととびきりの笑顔は必見です。次は小町まいさん。圧倒的センターの出で立ちで見る人の心を鷲掴みにします。パフォーマンスのライブごとの変化が楽しめます。天才的な感覚派です。節々にセンスを感じます。次は夏芽ナツさん。リーダーポジと己の経験から常にパフォーマンスやメンバーの魅せ方に対して客観視プロ。ファンが望んでいるのかをしっかり察します。ダンスのキレとフリーのトークになった時の面白さが凄い。最後は西脇朱音さん。見た目は一番アイドルアイドルですが、頭の回転が早くキレのあるトークが出来ます。歌、ダンス等々パフォーマンス全体を通してしっかり自分の色を出すのが上手です。