第10回アイドル楽曲大賞2021 >> 個人ページ めーじ

投票者情報


ニックネーム:めーじ


サイト:とあるヲタクの日記


メジャーアイドル楽曲部門


1位 Luv♡ Unbalance / 虹のコンキスタドール :2pts.
   冬曲に絶大な信頼ができる虹のコンキスタドール、表題曲の『恋・ホワイトアウト』も素晴らしいですがこちらのカップリング曲も最高でした。表題曲の方とは真反対なほど全く異なるテイストとなっており、まさに攻めのバレンタイン曲そのもの。90年代詰め込み過ぎてサビでLOVEではなくLuvを3回反復する部分もイケてます。もふくちゃんいわく「IKUOさん(神)のベースが凄すぎる」とのこと。作曲者の村カワ基成さんは虹のコンキスタドールの他にもバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの曲など作曲されており、トライアングル・ドリーマーや6 RESPECTなど中毒性のある楽曲を量産しているのにシンプルに驚きです。
2位 Need U / NiziU :2pts.
  NiziUが1stアルバム『U』に収録されたこちらの新曲、「Take a picture」や「Chopstick」のようなコンセプトが明確な曲とは違う節目だからこそ作られたファンとの絆を歌うメンバーにとっても特別な1曲となっています。 MVには過去の曲の描写(自転車や縄跳び、お菓子)が散りばめられているということでファンにとっては涙なしでは見れないMVとなっているようです。コロナ渦の葛藤や普通の女の子の日常が変わっていくような歌詞はその他アイドルの活動とも重なる部分があり、色々な聴き方もできるのかなと思います。1番と2番の歌詞の違いにもメッセージを感じます。作詞作曲の岡嶋かな多さんはオリコン1位の獲得が100回を超えるヒットメーカーらしく、他にもBTS、安室奈美恵さん、三浦大知さん、西野カナさんなど多数のアーティストに楽曲提供しているようです。この曲はもうイントロからまさにいい曲。
3位 秘密インシデント / ≠ME :2pts.
  メジャーデビューミニアルバム「超特急 ≠ME行き」のリード曲となっているこの曲、MVではさまざまなシチュエーションで“秘密の場所”が表現されているようです。“虹”を表しカラフルなモチーフに彩られながら、学校の屋上でさわやかにパフォーマンスするメンバーの姿は圧巻でした。指原莉乃の作詞「青春サブリミナル」とも重なるような横文字のタイトル、歌詞については女性→女性目線となっており、学校内で起こるちょっとしたインシデント=事件を散りばめた甘酸っぱい雰囲気がたまらなく、曲調はまさに王道アイドルソングそのものです。声優ユニットという武器と=LOVEの姉妹グループとしての立ち位置が相まって生まれる爽やかさが歌声から伝わってきてとても良いです。
4位 恋心クレッシェンド / アクアノート :2pts.
  毎年恒例のごとく投票していますが今年の多田慎也さんの曲の中では群を抜いてこの曲が好きでした。ある方のツイートで知りましたが、アクアノートの上半期のライブでこの曲披露回数はトップ(?)というツイートを拝見しました。グループとしても押し出している曲なのかなと思います。多田慎也さんの曲はいつも投票に迷いますが今作も表題曲の「愛だよね!?」や「青春日和」も良くて、今年もやっぱり信頼と実績が違いすぎました。
5位 NAINAINAI / 新しい学校のリーダーズ :2pts.
  MVでこの曲を聴いた時のインパクトの大きさに完全にやられました。これまでの系統の更にもう一段先、完全世界を獲りにきているというメラメラ感もまた良かったです。このグループをアイドルというくくりとして同様に評価することは正直難しいですが、それほど個性のある世界観の固まったグループというのはある意味で他にないなと思います。可愛さで売っていく気を全く感じないあたりに潔さを感じます。

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 かくれんぼ / サンダルテレフォン :2.5pts.
  サンダルテレフォンの1st EP 「SYSTEMATIC」のカップリングとして収録されているこの曲。自分自身がちょうど地方から東京に出てきて色々ともがいていた時期にこの曲に出会って、その心境にものすごく近い歌詞が妙に刺さったのを覚えています。サンダルテレフォンのライブの最後の締め曲で披露することも多く、振り付けは子供の昔遊びが散りばめられていて見ても楽しく、歌詞には「終わりの見えないかくれんぼ…」等、作曲者のmeganeさんの作る曲はどこか陰を感じる部分が多くそこが逆に人間味があって非常に共感できます。サンダルテレフォンの色を確固たるものにしたmeganeさんはコーリングやワンダーランド等アニメ系統の曲調に定評があり特に若い層のファンから支持を得ていましたが、最近はどこに行ってしまったのか。帰ってきてmeganeさん!(切実)。サンダルテレフォンの個性ある歌声が非常に心に刺さる1曲です。
2位 ラヴゴナ / SW!CH :2pts.
  初めて見たのは新木場スタジオコーストの野外ステージでした。遠くから聴こえる楽しいディスコチューンでその場にいたオタクがみんな一気にやられたのを覚えています。この曲に関しては曲もさることながらその振り付け等を含む全体の絶妙なバランスが癖になります。特にサビの歌詞など、ありそうでないド直球なワードが曲調で違和感なく自然に入ってくる部分は凄いなと思います。ライブで聴いて更に良さの分かる一曲で、グループの方向性や可能性の詰まったこれぞキラーチューンと呼ぶにふさわしい一曲だと思います。
3位 アン・ドゥ・トロワ! / HULLABALOO :2pts.
  お披露目の前段階て先行して公開されていたこの曲。待っていた人はおかえりなさいとつい呟いてしまうくらい耳馴染みのある曲調。ハウプトハルモニーやWEARを一瞬で思い出させるイントロからの流れが気持良すぎます。お披露目前のグループであってもこの一曲のインパクトでグループの雰囲気や方向性を伝えきるこの唯一無二感はやはり凄いなと感じました。色物感を出しつつ、サビでの高揚感がたまらない一曲、僕自身この曲を今年生で聴けなかったのは痛恨の極みです。
4位 あたしが星座になる前に / くぴぽ :2pts.
  くぴぽのアルバム「絶対結婚しような」に収録されているこの曲。くぴぽというグループ自体がライブ中の表情のギャップがとんでもない為、曲についても色々な系統の曲でアルバムが構成されてます。その為作詞作曲者もバラバラなのですが、特に印象に残ったのがこの曲。作詞作曲はavandonedのマーガレットを手がけたつるうちはなさん。正直男性ではこんなストレートで且つ繊細な歌詞書けないと思います…儚いけどどこか力強さも感じる歌詞、眩しいほどにキラキラしてます。乙女心を疑似体験できるような一曲です。くぴぽの良さでもあるメンバーの声質の違いが曲に更に深みを生んでいてとにかく最高一曲です。
5位 泡にとけた / 雨模様のソラリス :1.5pts.
  イントロかからもういい曲なのが分かる曲、こういう曲を待ってましたそんな気持ちになります。ライブで見てもその良さが全く消えないサビのシンプルかつキャッチーな振り付けも好印象です。サイダーの泡と夏の儚さを自然に掛け合わせた歌詞にもとてもセンスを感じます。最後の最後に入る泡の音もまた良いです。サビでずっとなっているクラップの音がリズムを生んで聴き手が自然と音に乗ってしまうような気持ちのいい一曲です。

アルバム部門


1位 『REMIXES』 / サンダルテレフォン :3pts.
  2021年11月30日発売のこのアルバム、サンダルテレフォンのほとんどすべての楽曲がリミックスになったという点もそうですし、リミックスアルバムとしてのクオリティーの高さに本当に驚きます。アイドル界どころかこの世のリミックスアルバム史上最高の出来と言っても遜色ないと僕は思います。ライブ中に原曲とリミックスを織り交ぜる新しいスタイルを確立させた彼女達の集大成が形になりました。千葉兄弟による原曲とは全く異なるリミックスがとても新鮮です。バブリーみを増すMagic All Night、南国海外みを増す真夏の匂い、キラキラ感と切なさが増すStep by Stepなど、原曲と聴き比べる楽しみ方も出来ます。原曲とリミックスでメンバーの歌唱の仕方も全く異なっていて聴けば聴くほど面白くて奥深いアルバムだと思います。
2位 『のらりくらり』 / のらりくらり :2pts.
  今年のらりくらりというグループの存在を初めてし知ったタイミングでこのアルバムにで出会ってど度肝を抜かれました。ジャケット等のパット見の印象で色物アイドル?アニメ系?と思って試しに楽曲を聴いてみて驚きました。耳に残る楽曲とメンバーの声質、曲名から想像出来ないクオリティーの高さ。少し調べて見て#f606というグループから体制を変えて出来たグループだということが分かり楽曲の良さも納得です。中でもミライジャンケンのエモさは群を抜いています。歌詞も終盤になるに連れて少しずつ変わっていったり、“良いジャンケン曲”とはまさにこのこと。アイドル界のじゃんけん曲といえばこの曲みたいな強さもあると思います。ねむねむもライブの雰囲気込みで聴くと更に楽しい曲です。メンバーの語り口調から始まる点も面白いと思いました。
3位 『勇敢JUMP!』 / Peel the Apple :1pts.
  26時のマスカレイドの後輩グループとして出来たこのグループ、キャッチーな曲の雰囲気は先輩グループ良さを引き継ぎつつ、全体曲を更に可愛らしさや、良い意味でのダサさに振りきっているのかなという印象です。リンゴの皮をむくな!~Don`t Peel the Apple~という独特の曲名も頭に残りますが、ライブ中の振付けも相まってカッコイイ方向性と少しのダサさが絶妙に組み合わさっている気がします。サニーガールの様な圧倒的な若さとグループとしてのフレッシュさを武器にした爽やかなアイドルソングを同じアルバム内で楽しめる所がアルバムとして完成度が高いなと思いました。これからどういうグループになるのか楽しみです。

推し箱部門


サンダルテレフォン
  今年も去年に引き続きサンダルテレフォンの現場に通った一年になりました。去年よりも更にメンバーの仲が深まってきて更に良いグループになったのは間違いないと思います。お互いの良さを尊重させながら、グループとして各メンバーが自分の役割をしっかり自覚してきたのかなという印象です。remixアルバム『REMIXES』の発売とメンバーの卒業がほぼ同時期ということで、ここまでやりきったメンバーには本当に感謝です。いい形でみんなが前を向いて次に行ける卒業っていいですね。曲がいいグループという点で全く異論はありませんが、それ以上の何かがこのグループには絶対にある気がします。僕もまだまだメンバーのことをもっとたくさん知っていきたいし、それくらい魅力に溢れたメンバーばかりです。これから第二章ということで来年以降新体制として生まれ変わる彼女達はきっともっと大きくなっていくと思います。4人の未来はとても明るいぞ!!